フィラリア症とは、蚊が媒介するフィラリア(犬糸状虫)が心臓や肺動脈に寄生して起こる病気です。
感染初期や少数寄生では無症状ですが、症状がすすむと咳、元気消失、呼吸困難となり、最終的には腹水、血尿、喀血、失神などを起こし、死亡することがあります。
フィラリア予防薬について
予防薬はフィラリアを殺すいわば駆虫薬です。
蚊から感染し、血管に入るまでの1~3ヶ月間の子虫が薬のターゲットになるので、蚊の吸血時期によって予防期間が決定します。
現在、フィラリア予防薬にはいくつかの種類があり、飼育状況によって予防法を選ぶことができます。
(2) |
注射 |
年に1回注射をする |
(3) |
スポット |
6月~12月頃まで毎月1回皮膚に付ける |
注意点
フィラリア予防薬は駆虫薬であるという性質上、もしもすでに感染している場合には著しい副作用を示すことがあります。
予防を始める前には血液検査を受けて感染の有無を確認しましょう。
みどり動物病院
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